バイキングや食べ放題で感じてしまう、敗北感と若さの幻影とは?!

昨日、焼肉のランチバイキングに行きましたお店は「焼肉バイキング左近。学生時代からちょくちょく利用しています。私がよく行っている店舗だと、平日(月~土)のランチバイキングが1,260円(税込)なので、「ちょっと焼肉が食べたいなあ」と思った時に気軽に利用できる金額です。ランチバイキングということもあって、夕方から夜にかけてのバイキングと比べてメニューの数は限定されていますが、十分満足できます。

「焼肉バイキング左近」でのランチバイキング

「焼肉バイキング左近」は焼肉専門店と比較すると、価格に割安感がある分、味もまあまあというところですが、“費用対効果”を考えればお得だと思っています。お肉を専門のカウンターに自分で取りに行く形式で、メニューには焼肉に加えて寿司やデザートなどがあるという、同じ価格帯の焼肉バイキングではよくあるタイプのお店です。

「焼肉バイキング左近」は15年ほど前、私が大学時代の時に、同じ大学の同級生に教えてもらったお店でした。財布にも優しい価格で、こんなにも豊富なメニューが、無制限で食べられるなんて、と大学生だった当時は特に感激したものです。そのインパクトは強くて、大学を卒業後も、だいたい半年に1~2回のペースで行っています。数年前に味がちょっと変わったかなと感じて足が遠のいた時期もありましたが、しばらくしてまた元に戻ったようで、それ以降はまた以前のように足を運んでいます。

それにしても、最近は年齢のせいか、バイキングや食べ放題のメニューを選ぶと、食後に「敗北感」を感じることが多くなりました。敗北とは大げさですが、要は「量に制限がないのに、量が食べられない」ことを痛感させられている、ということなのです。私も30代後半なので食が細くなるのは、客観的に見れば当たり前の話です。

しかし学生時代や社会人に成り立てのころの、バイキングや食べ放題にときめいた時代の感覚が忘れられなかったりします。お得な値段であんなにたくさん食べていた若いころの自分。前回はあの若い時のように食べられなかったけど、それはその前に食べ過ぎたから、調子がイマイチだったから、そんな言いわけとともに再びバイキングや食べ放題に挑むのです。でもやはり時は残酷です。若いころの幻影に、今の自分の消化能力が、もはや追い付くことはないのです

もちろん今は、バイキングと通常のメニューを比べて、通常の方を選ぶことの方がほとんどです。友人など他の人と食べに行く場合は、食べ放題を選ぶ事なんてまずありません。経済力も若いころよりあるわけですし、完全に量より質になっています。しかし一人の時は少し冒険したくなって、そして案の定、敗北感にまみれています。さすがに、昨日のランチバイキングは“腹9分目”に抑えましたが、それでも若いころの自分から「もっと食べろよ」と言われている気がしてしまいます。いや、もう満腹感があるからいいんだって。

「焼肉バイキング左近」でのランチバイキングの後

現在、私は独身ですが、子どもがいる家庭ですと、バイキングや食べ放題への感覚というのは、また違うものなのでしょうか。家族連れは、ランチバイキングではさすがにほとんど出会いませんが、夜だと見ますね。食べざかりの子どもたちの、テンションの高さと食べる勢い、そして金銭的なものを考えると、バイキングや食べ放題はご両親の大きな味方といえるのでしょうか。

あの子どもたちが大きくなって、バイキングや食べ放題の魅力に気づき、そしてやがて敗北感を得るようになる……。そうして人類の歴史が積み重なっていく……のかもしれません。

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