英会話教材「リッスントーク」体験記!(3)向いている人・いない人
「超スロースピード」以外の長所・短所についても
初心者向けの英会話教材「リッスントーク」で、私が1か月間試してみた体験記の第3回(最終回)です。前回紹介しました「超スロースピード」以外で、私が感じた「リッスントーク」の長所と短所、そして「リッスントーク」に向いている人・いない人について書きたいと思います。
過去2回の体験記の内容を受けて書いている部分もありますので、時間がありましたらそちらの記事もご覧いただければ、と思います。
- 英会話教材「リッスントーク」体験記!(1)学習の流れ(2016/10/27)
- 英会話教材「リッスントーク」体験記!(2)超スロースピードの音声(2016/10/28)
なお、今回利用した教材は、アフィリエイトのイベントからの流れで、無料で借りることができたものです。内容は実際に購入できるものと同じです。
改めて、「リッスントーク」の長所と短所
体験記の第1回でも書きました、私が「リッスントーク」に感じた長所と短所について、改めて掲載します。
- 長所
- 超スロースピードの音声を聞くことで、英語の音を捕らえやすくなる。
- 勉強する区切りが短く設定されているので、短時間で集中して勉強できる。
- 厳選した内容を繰り返し学習する構成のため、教材の量はコンパクト。
- 短所
- 「聞き流し」ができる構成ではないので、短くてもしっかりと勉強する時間を取る必要がある。
- 同じ内容を繰り返し学ぶため、その内容に飽きることがあるかも。
- 文法や発音などについての詳細な解説は省いているので、細かい部分も勉強したい場合には物足りない。
「超スロースピード」の音声は、私が「リッスントーク」で一番印象に残ったところです。こちらに関しましては、体験記の第2回でくわしく紹介しています。
コンパクトで、より効果的に学習できるように
長所の2つめに書きました「区切りが短い」点は、体験記の第1回で「リッスントーク」の学習の流れについて紹介したところでも触れています。だいたい5~10分程度で区切りが付きますので、隙間の時間も有効に使って学習することができます。
長所の3つ目、「教材の量はコンパクト」というところは、それほど大きくない箱の中に教材のすべてが収まっていることに現れているでしょう。価格も28,800円(税別)で、お財布的にも「コンパクト」と言えるのでは、と思います。
イベントの時にスタッフの方から聞いた話によりますと、収録されてる例文は、その一部を入れ替えることでさまざまな表現に応用できるものを中心に選んでいるそうです。例えば場所や品物、時間などを示す単語を入れ替えることで、その場面に応じた会話ができる文章をセレクトしているとのこと。そうすることで、教材全体の量は抑えながらも効果的に学習できるようにしているそうです。
「聞き流し」ができる構成にはなっていない
続いては、短所についてです。「リッスントーク」は「聞き流し」をする構成になっていません。「リッスントーク」では1日20分の学習時間を目安としていますが、もしその時間がとれない場合でも、せめて5分ほどの時間をとってしっかり学習してください、という内容になっています。仮に「聞き流し」をしたとしても、その効率はかなり悪いように思います。
また、「リッスントーク」は厳選した文章を繰り返し学習する形ですので、その内容に飽きるということがあるかもしれません。これはコンパクトであるという長所の裏返しともいえます。
「英語の近道」としての「リッスントーク」
そして、英語の文法や発音記号といった細かい部分が気になる方には、「リッスントーク」は少し説明不足に見えるかもしれません。
テキストの最初には12ページほど、文法や発音についてのポイントを解説した章があるのですが、それ以外で英語の細かい説明はありません。本編中では、例文に登場した英語表現に関する補足や、単語の意味をまとめたコーナーが少しある程度です。
スタッフの方によりますと、「リッスントーク」はどちらかといえば「英語の近道」のような教材なのだそうです。英語の初心者の方に、まずは「英語がある程度わかる」という「目的地」まで到達してもらって、英語の楽しさを感じてもらおう、という意図があるのだそうです。そのため、この教材では細かい部分を掘り下げることはしていないとのことです。
「リッスントーク」に向いている人・いない人
さて、私が実際に体験してみた上で、「リッスントーク」に向いている人、向いていない人を考えてみました。
その前に、大前提として「リッスントーク」は、英語初心者のための教材です。ある程度英語が身についています中級者以上の方向けではありませんので、ご注意ください。
では始めに、向いている方は、こんな方ではないかと思います。
- 短い時間でも学ぶ時間をしっかり取れる方。
- 1つの内容にじっくり取り組むのがそれほど苦にならない方。
- まずは英語を「聞く」・「話す」能力を身につけたい方。
- 学習する量の全体が見えている方がいい方。
- 教材を買うにしても、できるだけ予算は抑えたい方。
そして、向いていない方です。
体験記の第1回でも冒頭で書きましたが、短い時間に集中してコツコツ学習し、基本的な英会話をしっかりと身につけたいとお考えの方に、「リッスントーク」は一番向いているのではないでしょうか。なお、以上はあくまで私の考えですので、参考程度で見ていただければと思います。
7か月~1年で全内容をマスター
3回に渡って、英会話教材「リッスントーク」の体験記を書きました。1か月程度の短い期間、全体の内容のうちの1~2割を学習しての感想ではありますが、購入時の参考になれば幸いです。なお、全内容をマスターできる時間的目安は、1日20分の学習ペースで、7か月から1年となっています。
これから英会話を勉強しようと思っている方、あるいは、自分に合った英会話教材を探している方は、「リッスントーク」を一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
「リッスントーク」は公式サイトから購入できます。また、この10月から「ベルメゾンネット」でも販売が開始されています。