大腸の検査で、生まれて初めてカメラを身体に入れました

※タイトルからおわかりかと思いますが、今回の記事はある意味で「下ネタ」ですのでご注意ください。また、以下に書いていますのは、あくまで私が受けた検査の内容ですので、病院などによってはこの通りではない場合もあります。この点もご注意ください。

大腸がん検診の精密検査で

3日前の金曜日、「下部消化管内視鏡検査」を受けてきました。いわゆる「大腸カメラ」です私は、身体に内視鏡を入れるのが初めてでしたので、検査前はいろいろ“ビビって”いたのですが、特に問題もなく終わることができました。

6月に受けた健康診断に含まれていた大腸がん検診の結果で、大腸の精密検査が必要と出たため、今回の精密検査となりました。その結果、小さなポリープが1つあった程度で、それもすぐに切除してもらいました。

2時間以上、洗浄剤を飲み続ける

検査前に病院から届いていた手紙に従って、検査の2日前から消化のよいものを食べ、当日、病院には徒歩で向かいました。

さすが精密検査だけあって、朝9時前から昼2時半ごろまで半日かかりました。かなり久しぶりに利用する市立病院での検査だったので、まずは診察券を作るのに20分ほどかかってしまいました。

その後は、看護師さんからの説明、担当医の問診と続き、いよいよ検査前のメインイベント(?)である大量の「下剤」を飲みます。正確には「経口腸管洗浄剤」という名前で、カメラを入れる前に腸内をきれいにするものです。使い捨てのコップとともに2リットル分が渡されて、それを飲んでいきます

この洗浄剤、味がほとんどありませんでした。ほんの少し、「これは付けたんだろうなあ」とわかるような味がするくらいでしょうか。飲みにくいほどではないが、飲みやすくもないといった感じでした。目安としては、始めは身体になじませるようにコップ2杯分を15分程度で飲み、その後、1時間で1リットルを飲むペースで、ということでした。そのころには最初の排便が起きるのだそうです。

飲む場所として、6畳ぐらいの控え室がありました。一緒に検査を受ける5人の方とともにソファに座って、テレビや本を見ながら飲んでいました。途中で控え室から外へ出るのも自由でした。しかし、控え室の近くにはトイレが4つあり、そこで看護師さんに便の様子をチェックしてもらうことになるので、私は結局ずっと控え室で過ごしました。それにしても、このような状況で見る「やずや」や「伊藤園」の健康食品のテレビCMは、けっこう引き込まれます。

5回目で検査OKに

私の場合、45分くらい、750mlほど飲んだところで最初の排便がありました。以降、約20~30分ごとに排便があり、5回目の排便で検査OKということになりました。それまでの2時間半ほどで、洗浄剤は1.7~1.8リットルほど飲んでいました。今回、検査を受けた方の中で検査がOKになったのは、私が一番早かったようです。

大量の洗浄剤を飲んだこともあって、既に2回目くらいからは水のような便しか出ていませんでしたが、色が薄くなってきた(つまり腸内がきれいになってきた)のは4回目からでした。それにしても最後の方は本当に水しか出なくなるといった感じで、「逆ウォシュレットみたい」と思うほどでした。

検査OKとなって、初めて検査着に着替えました。使い捨ての薄手のもので、膝上くらいまである丈の長い上着と、肛門にあたる部分に穴があいてある短パンの、上下セットのものでした。短パンの穴といっても丸く穴が開いているわけではなくて、男性用ブリーフの前の部分の構造に近いものでした。

検査自体はそれほど長くもなく

検査そのものは全体で30分もかからなかったでしょうか。それに鎮静剤の効果もあって、検査している時間の大半は眠っていました。

まずは、鎮静剤を体内に入れるための点滴を入れました。検査中は、この点滴をしたままでした。その後、肛門から検査用の薬剤とカメラが入れられます。鎮静剤のおかげか、検査中に痛みを感じることはほとんどありませんでした。大腸にカメラを通す際にところどころで曲がる必要があるため、そこで痛みを感じた程度でした。

検査の結果、小さなポリープが1つあったそうですが、その場で取り除いたとのことでした。その程度なら、カメラについている器具でできるそうです。

けっこう効く鎮静剤

検査が終わった後は、別室のベットで1時間ほど休憩しました。鎮静剤や検査用の薬剤の効果がある程度抜けるのを待つのと、検査後の経過観察の意味もあるとのこと。ここでも大半の時間は眠っていました。

1時間ほど休んだ後で検査着から着替え、最後に看護師さんから少し説明を受けた後、検査は終了となりました。私の場合、1か月後に改めて医師から今回の検査の説明があるそうです。

鎮静剤はなかなかの効きで、検査終了直後はまともに立つことができず、別室までは車いすで運ばれました。これだけ効くなら、検査中に痛みをほとんど感じないのも当然でしょう。そして、その効き目は自宅に戻った後もしばらくあり、ようやく通常の感覚に戻ったなあと感じたのは、夜遅くなってからでした。鎮静剤を使った場合は1日中、自動車や自転車の運転はできませんと言われていましたが、まったくその通りだと思いました。

ちなみに、2リットル弱ほど飲んだ洗浄剤は、翌日の夕方ごろまで体内に残っていました。

その血は違う理由のはず

今回の精密検査は、健康診断の際に一緒に受けた大腸がん検査で、便の中に血が混ざっていたということで受診となりました。しかし私は、その血は切れ痔のものじゃないかと思っていました。日常生活にはまったく差し支えない程度のものなのですが、かれこれ20年以上ずっとこの状態なのです。実際に、今回のカメラでも痔は確認されました。

今回取り除いたポリープ組織の検査結果が後からわかるそうなので、最終的にはその内容次第ですが、カメラを担当した医師いわく、そんなに悪いものではないだろうということでしたので、まずは大丈夫じゃないかと思います。便の血が大腸がんによるものではないということがわかっただけでも、良かったです。

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