神戸にて、サッカー女子のなでしこリーグを観戦してきました

ノエビアスタジアム神戸の入口

INACvsベレーザ戦開催前のノエビアスタジアム神戸

昨日(12日(日))、サッカー女子のなでしこリーグ第8節、INAC神戸レオネッサvs日テレ・ベレーザ戦を見にいきました。会場は神戸市兵庫区にある「ノエビアスタジアム神戸」です。INACは開幕から7連勝で首位を快走、対するベレーザは勝ち点差5の2位。上位同士のチームが対戦する好カードでした。チケットを取ってくれた友人と2人で見にいきましたが、メインスタンドのかなり前の方なのでちょっと驚きました。私はJリーグも観戦しますが、こんなにグラウンドに近い場所で観戦することは、なかなかありません。

ノエビアスタジアム神戸のピッチを座席から撮影

試合前のノエビアスタジアム神戸のグラウンド

昼1時キックオフのこの試合、結果は4-2でINACの勝利でした。INACはこれで連勝を8に伸ばし、2位以下を大きく引き離しました。今日の試合は、全体的にはほとんどINACのペースで進みました。ボールを保持するINACに対して、積極的な守備からカウンターを狙うベレーザ。しかし、前半に1点を先制したINACが優勢のまま、後半の30分すぎに追加点を入れて2-0としたところで勝負あったかに見えました。ところが、そのすぐ後にベレーザが見事なミドルシュートを決め、さらに直後の2~3分間で両チームとも1点ずつを取り合うという慌ただしい展開に。その後、落ち着きを取り戻したINACが後半ロスタイムにダメ押しのゴールを入れて、試合を決しました。

私がなでしこリーグを観戦するのは、昨年の6月に同じ会場で開催されたINACvs浦和レッズレディース戦以来、約1年ぶりです。その時も感じましたが、なでしこリーグの客層はやっぱりJリーグとちょっと違うなあと思います。女の子を含めた家族連れや、年配の方が多い感じがします。例えば、私たちが見ている横の席には、杖をついたおじいさんが観戦されていました。Jリーグと比較すると、客席からの緊張感や騒々しさは少し欠けるのですが、その分、暖かく見守っているという空気も感じます。

試合後のノエビアスタジアム神戸の入口前

試合後のノエビアスタジアム神戸の入口前

このノエビアスタジアムでのINACの試合では、スタジアム前のスペースに売店が並んだコーナーが作られているのですが、ここの雰囲気もいいですね。食べ物屋さんやスポンサー関連の出店が並んでいて、にぎやかな中で試合前のひとときを過ごすことができます。今日は「ゆるキャラ」もけっこういました。また、試合終了後もこのコーナーで店などがしばらくの間、開いているので、試合の余韻を楽しむことができるようになっています。

今日の観客は6,000人強だったそうです。なでしこリーグの1位と2位の対決でもありましたし、また天候にも恵まれました。今日のお客さんの数だけで比較すれば、Jリーグ2部の中堅・下位チーム同士が対戦する試合と同じかそれ以上といえます。一昨年のサッカー女子ワールドカップの直後には、2万人ほどの観客が入った試合もあったそうですが、それと比べるとさすがに少なくなっています。

しかし、私が初めて女子サッカーを見た2007年と比較すれば、はるかに多い観客数です。一時のブームは去っている感はありますが、するスポーツとしても見るスポーツとしても、着実に根付いていってほしいと思います。Jリーグと比較すると安い入場料になっていますので、興味があって足を運べるようでしたら、一度スタジアムにて生の試合をご覧になってみてはいかがでしょうか。

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