1週間遊んでみた「Newニンテンドー3DS LL」! (2)機能・操作編

新機能や性能アップはどんな感じなのか

今月の11日(土)に発売されたばかりの携帯型ゲーム機「Newニンテンドー3DS LL」を、発売日に購入しました。そして、1週間ほど遊んでみての、現時点での感想を書いてみました。今回は、その第2回「機能・操作編」です。

「Newニンテンドー3DS LL」の、閉じた状態での表側

「Newニンテンドー3DS LL」の、閉じた状態での表側です。カラーは「ブラック」です。

先々週の週末に登場した「Newニンテンドー3DS」と画面の大きい「Newニンテンドー3DS LL」は、任天堂の携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」の新たなバリエーションとなるモデルです。基本的には、「ニンテンドー3DS」のマイナーチェンジですが、「3Dブレ防止機能」などの新機能の追加や性能のアップがなされています

私が購入したのは、大きいサイズの方の「Newニンテンドー3DS LL」です。カラーはブラックにしました。既に、従来モデルの「ニンテンドー3DS」も持っていますので、これが2台目になります。その従来モデルとも比べながら、今回の新モデルについて感じたことを書いてみました

3Dブレ防止機能や明るさ調整機能は、けっこうスムーズに動作

新しい3DSの特徴でもある「3Dブレ防止機能」は、だいたいスムーズに動いているという印象です。普通に座りながら、あるいは寝転がりながら、電気を消した夜の部屋で、走っている電車の中でといった、自分が生活する範囲のいろんな形でプレイしてみましたが、3Dプレ防止機能はほとんどスムーズに動作していました

「Newニンテンドー3DS LL」の上の部分

「Newニンテンドー3DS LL」の上の部分です。上部の中央にあるカメラの横に、赤外線LEDランプがあり、暗い場所でも3Dブレ防止機能が働くようになっています。

また、新しい3DSで追加された、画面の明るさの自動調整機能も同じように、ほぼ順調に動作しています。暗い場所へ行けば、それに合わせて画面が明るくなりすぎないように調整されますし、明るいところに戻れば元に戻ります。

微妙な明るさのところでは、うまくいかない?

ただ、両方の機能とも完璧に動作するかといえばそうでもなく、ときおりうまく機能しない時があります。私の感覚になりますが、明るいのか暗いのか微妙な場所で遊んでいる時は、どちらの機能も調整がうまくいかない場合が増えるような気がします。また、強い光源を捕らえてしまった場合や、逆光で自分の顔が暗くなっている状況でも、うまく動作しないことが多くなるようです。

プレイしている時間のほとんどでは、3Dブレ防止機能も明るさ自動調整機能も気にならないので、私自身は満足しています。後は、機能がうまく働かない状況をもっと具体的につかめれば、それを避けることもできるのですが。

3Dブレ防止機能も明るさ自動調整機能も、3DSの「本体設定」からOFFにできます。ただし、一度ゲームを中断する必要があります。

ちなみに、ネット上で「3Dブレ防止機能は、乱視が入ったメガネを掛けているとうまくいかない」という情報を見かけましたが、私は乱視入りのメガネを常に使っていますので、これは違うんじゃないかと思っています。

ゲームよりも「足回り」が良くなった

実際に新モデルを触っていますと、ゲームよりも、メニュー画面やブラウザ機能などの「足回り」がよくなったという印象が強いです。旧モデルよりも少しですがキビキビと動きます。任天堂のSNS「Miiverse」も、こころもち動作が速くなったような気がします。地味な部分ですが、こうしたところに性能の向上を感じます。メニュー画面はゲームと同じくらいよく見るところなので、3DS全体の快適さにもつながっていると思います。

ゲームそのものは、新モデルでプレイしてもほとんど変わらないように思います。ただ、ゲーム中にあるデータの読み込み時間は少し短くなったような気がします。ある意味、これも足回りに含まれる部分でしょうか。

9月に発売された「大乱闘スマッシュブラザーズ for ニンテンドー3DS」では、ゲームを終わらせた後にメニュー画面へ戻る時間が短くなりましたが、これはハッキリわかる変化でした。

本体の性能が上がっても単に動きが早くなったりするだけだと、ゲームのプレイ感覚が従来モデルの時と大きく変わってしまいます。そのため、今まで販売されていたゲームを新モデルで遊んでも、従来モデルとあまり変化がないようにしているのでは、と思います。今後、新モデルの機能にきちんと対応したゲームが出てくれば、また違ってくるでしょう。

無線LAN経由でパソコンにデータを移動できるのは便利

新機能の1つとして、無線LAN経由でmicroSDカードのデータをパソコンに取り込めるようになったのは便利です。この機能が付いたのは、新モデルではmicroSDカードを取り出すのに、ドライバーが必要になったからだと思います。しかしこの機能のおかげで、いったんSDカードを取り出してカードリーダーにセットして、それをパソコンに接続して、という手間をいちいち踏まなくてもよくなりました

こちらの機能は、3DSの「本体設定」の中で利用するようになっています。常に有効になっているわけではないので、3DSとパソコンがずっとつながっているわけではありません。また、パソコンとの接続用に別途、ユーザー名とパスワードを設定するので、不意に他の誰かが3DSに接続する心配も、まずありません

microSDカードの内容は、すべてパソコンから操作できます。3Dカメラで撮った画像やゲームのスナップショットの取り込み・削除はもちろん、microSDカード全体のバックアップも簡単になりました。

なお、この無線LANの機能は、今のところ正式にはWindows7と8.1が動作確認済みとなっています。

ボタンの位置や感触、音量について

「Newニンテンドー3DS LL」の下の部分

「Newニンテンドー3DS LL」の下の部分です。スタートボタンやセレクトボタンの位置が変わったりしています。

A・B・X・Yの各ボタンやスライドパッドの感触は、ちょっと変わったかなという気がします。擬音にすると「コスコスする」といいますが、特にボタンに関しては押した感触が増したように思います。ただ、全体的にはそれほど変わりません。

スタートボタンやセレクトボタンは、一つ前の機種「ニンテンドーDS」と同じような位置や形状になりました。やっぱりこの方が押しやすく感じます。

Cスティックの操作感は、ノートパソコンのポインティングデバイスっぽいです。操作したい方向に、微妙に力を加える、といった感じです。「大乱闘スマッシュブラザーズ~」のスマッシュ攻撃は、ボタン操作よりもCスティックの方が簡単に出せました。しかし、ゲーム中でスムーズに使うには、少し慣れが必要になるのではと思います。私の手元にあるゲームではCスティックを使う機会がそれほどありませんので、今の時点では評価しづらいところです。

スピーカーから出る音量は、旧3DSとほぼ同じです。従来モデルで大きいサイズの「ニンテンドー3DS LL」では音量が小さいという話を聞いたことがありますが、New3DS LLではそのようなことはないようです。

画面の大きさに、ようやく慣れつつあるところ

ここまでいろいろ書いてきましたが、今は新モデルで普通に遊んでいます。やっぱり大画面は見やすいです。「大乱闘スマッシュブラザーズ~」で、操作しているキャラクターを見失うことが減りました。

ただ、今のところ私の場合、まだまだその大画面に慣れていないなあ、という感覚があります。私がそれまで遊んでいた通常サイズのニンテンドー3DSと比べて、LLサイズの大きい画面だと3D立体視に適した目と画面の距離が、少し遠くなるようです。以前の3DSと同じつもりで持っていると、たまにですが少し立体視がブレる、というよりズレることがありました。

それに、画面が大きくなった分、画面が近く感じたりもしたので、今は意図的に本体をやや遠ざけてプレイしています。この距離感に慣れるのには、もうちょっと時間がかかりそうです。3年半もの間プレイしてきた、以前の3DSの感覚が染みついているもので……。

次回は「引っ越し編」

第2回「機能・操作編」はここまでです。次回は、その3「引っ越し編」です。従来モデルの「ニンテンドー3DS」からの引っ越しの際に感じたことについて書く予定です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です