人出の減った心斎橋~道頓堀~難波~日本橋~新世界を歩いて
4月9日、夕方6時~夜8時ごろ
※以下の内容は、4月9日(木)時点のものです。画像は一部加工しています。状況が日々変わっていますので、最新のものではないことにご注意ください。
4月9日(木)、仕事のために、自宅のある大阪南部から大阪市内へ、1週間ぶりに出てきましたが、人の数がかなり減っていたのを目の当たりにして、改めて現状を思い知らされました。
新型コロナウイルスの流行によって、最近は外国人観光客の姿をめっきり見なくなっていましたが、4月7日(火)に大阪府を含めた地域を指定した緊急事態宣言が出た後は、日本人の姿さえも格段に減っているようでした。
まるで終電直前のように少ない人の数
仕事を終えた夕方6時台から、御堂筋に並行するアーケード街、心斎橋筋商店街を南へ向かって歩きました。会社帰り、かつ夕食時の時間なので、普段なら多くの人でにぎわう時間帯ですが、まるで終電直前のような人の少なさでした。
ほとんどのドラッグストアが営業していたり、飲食店もそこそこオープンしていたり、という状況でしたので、ゴーストタウンというほどではありませんでした。しかし、大丸百貨店、ユニクロ、H&Mといった大きめのストアが閉まっていたこともあって、かなりさびしい感じがしました。
グリコの看板が有名で、 普段なら地元の人も観光客も多い戎橋もスカスカでした。商店街を歩く前までは「ソーシャルディスタンスというけど、その距離を保てなかったらどうしよう」と思っていましたが、気にする必要はありませんでした。
呼び込みの人の数の方が多い
道頓堀川沿いの道頓堀商店街も、夕方6~7時台と思えないほどの人出のなさでした。こちらも、戎橋近くのツタヤや中座くいだおれビルといった目立つお店が閉まっていたりして、いつもより静かな雰囲気でした。心斎橋筋商店街のように帰宅のために駅へ向かう人もほとんどいないこともあって、瞬間的ですが、その場所を歩いている人よりも、呼び込みの人の方が多いこともありました。
道具屋筋の北側にある「なんばグランド花月」は、既に3月2日(月)から公演を取りやめていましたが、改めて見ますとやっぱりさびしいなあと思います。
日本橋も新世界も人が少なく
家電やパソコンの店などが多い日本橋は、大半の店がオープンしている印象でした。ただし、閉店時間が繰り上がっているところも目立ちました。そもそも、こちらもあまり人出がありませんでした。
最後に新世界まで足を運びました。夜の8時ごろでしたが、8割くらいのお店が閉まっている感じでした。中にはオープンしている居酒屋さんもありましたが、せいぜい2~3組程度のお客さんしかいないようでした。こちらも、本当に人の姿が少なかったです。
3月中から影響を受けていて
私が大阪市内に出て携わっている仕事は、チラシの校正です。定期的に作られるチラシではなく、セールのチラシということもあり、新型コロナウイルスの影響を大きく受けています。途中まで制作が進んでいたチラシも中止になったりして、 既に3月中から仕事量が少なくなっていました。
そして、4月に入ってさらに減り、4月9日の次は4月の下旬まで私の分の仕事がないとのことでした。おそらく、その時まで私が大阪市内に入ることはないと思います。仕事がないのは、その分の収入が得られないことも意味しますが、今は仕方がないところでしょうか。
感染を広げないために、今は「次」に備えて
夕方6~7時台にも関わらず人の少ない繁華街を見ますと、「自分だけでもお金を使って経済に貢献しようか」と思ったりもしましたが、これだけ人出が少ない現状を見せられると、そんな気も失せてしまいます。第一、自分のふところ具合の心配もあって、なかなかお金を出しにくい気持ちもあります。
そもそも今回の自粛はムードや雰囲気で行われているのではなく、新型コロナウイルスを広めないため、医療崩壊を起こさないためという明確な目的があります。
ニュースを見ますと、知人と普通に食事をするだけでも感染してしまうケースが珍しくないようです。また、今回のウイルスは潜伏期間が長いため、もしかすると既に自分が感染している可能性すらあります。「コロナなんて」と思って勇んで外に飛び出すのは、単に無謀なのでは、と思ってしまいます。
今は感染を広げないために、不必要な外出はせず、特に用事がなければ他人にも直接会わず、家で英気を養ったり、仕事にまつわることなどを勉強したりして、「次」に備えたいと思います。ああ、そういや確定申告、まだやってなかったな……。